いい生活の新しいブランドができるまで〜①ミッション/ビジョン編
こんにちは、CXOの佐藤です。
2022年10月、私たちは十数年ぶりにコーポレートブランドのリニューアルを行うことを発表しました。
今回より何度かにわたって、この新しいブランドがどのようにしてできたのか、そのプロセスやこだわりのポイントなどについて詳しくお伝えしていきたいと思います。
なお今回のブランドリニューアルは、国内におけるBX・UXデザイン分野のリーディングカンパニーの1つである、株式会社グッドパッチさんに多大なご協力をいただきました。こちらの事例ページも合わせてご参考に👌
「いい生活らしさ」を問い直す
プロジェクトのキックオフは2022年2月のこと。ブランドリニューアルを進めていくにあたり、まずは以下の調査をもって「私たちは何者か?」「いい生活らしさとは?」をあらためて問い直す作業からスタートしました。
社内インタビュー(創業メンバーを含む13名)
全社アンケート(2回)
顧客インタビュー(5社)
特に顧客インタビューは、「外部から見た客観的な会社のイメージ」「期待される姿」を把握するのに役立ちました。上記の結果をデジタルふせんにガンガン書き出していき、マップ状にまとめたものがこちらの図です。
ここから抽出した「いい生活らしさ」のポイントは、
といったところ。これらをあらためて「私たちの強み」としてとらえ、ミッション・ビジョンのベースとしていきます。
「不動産市場のあした」を考える
ここまで会社の過去や現在について整理しましたが、次は「未来」の話です。社内のキーパーソンや希望者を募り、以下ようなテーマで何回かのオンラインワークショップを重ねていきました。
3年後/10年後の不動産市場や、くらしの未来像
その世界において「いい生活」が提供するべき価値とは何か?
その価値のために組織として必要なこと、取り組むべきことは何か?
ここで議論された内容の一部はこちら。
こうした予測やアイデアについても、新しいミッション・ビジョンに織り込んでいきます。
ことばのブラッシュアップ
今回、ことばの選び方の一つひとつにも気をつかっています。
例えば 「くらし」 というキーワード。これまで私たちは「不動産」ということばを使用することが多かったのですが、少し固いイメージなのが難点でした。
そこで、
自宅で朝起きる、ご飯を食べる
職場で仕事をする
週末にゆっくり休む、遊びに出かける etc.
こうした一連の営みすべてを「くらし」ととらえ、不動産はあらゆる場面でそれを支えるものである、という関係性を定義しました。
さらに『いい生活』という特徴的(?)な社名。実はここには上述の「くらし」要素がふんだんに盛り込まれていることを再確認…。そこで新しいミッションの中心には、社名をドドンと据えることにしました。
また今回は、ミッションとビジョンをつなぐもの・理解を助けるものとして、「ステートメント」という詩的な文章も添えることにしました。
このミッション・ビジョン・ステートメントは、全編通して読んだ時のリズムや余韻、耳なじみ、漢字とひらがなの使用割合など、プロのコピーライターの方も交えながら細部までこだわって作り上げています。
まとめ
あらためて、今回作成した新しいミッション・ビジョンをご紹介します。
この数十文字に達するまで、約6ヶ月間の長い長い旅になりました…。それぞれ短い言葉ではありますが、これまでの20年、そしてこれからの数十年に対する想いが、このフレーズにしっかりと込められています。
また今回初めて、社名・ミッション・ビジョンのすべてに1本の筋を通すことができ、とても納得感のあるものに仕上がりました。
こうして作られたいい生活の新しいミッション・ビジョン、これから皆さんにもぜひ親しんでもらえると嬉しいです!
ブランド連載第2回もぜひどうぞ↓↓↓
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