不動産データプラットフォーム本部インタビュー【いい生活 本部インタビュー第1回】
※「不動産データプラットフォーム本部」は、2023年4月に「データプラットフォーム本部」に名称変更しました。
こんにちは!いい生活エンジニア採用・広報担当の黒江です。
今回から「不動産データプラットフォーム本部」「管理ソリューション本部」「仲介ソリューション本部」の3つの本部について、本部長/副本部長に語ってもらうシリーズを行います!
今回は不動産データプラットフォーム本部 本部長の田丸さんに、
不動産データプラットフォーム本部について聞いてみました!
いい生活の各プロダクトが利用する“共通部分“をつくる
ーーー不動産データプラットフォーム本部では具体的にどのようなお仕事をされているのでしょうか?
まず、私たちいい生活の全社的な事業としては、不動産業界向けのSaaSを開発・提供しています。
もう少し詳しく言うと、不動産業の業種によって様々なユースケースがあって、そのユースケースごとにいくつかの種類のアプリケーションをプロダクトとして開発しています。
私たちの不動産データプラットフォーム本部は2021年4月に発足した部署で、各アプリケーションが利用するバックエンドの共通の部分を開発・運用しています。
社内の各プロダクトに対して、その共通部分の利用を提供することが主な業務内容です。
具体的には、各アプリケーションの認証とアカウント管理を行う「いい生活アカウント」といったプロダクトなどが挙げられます。
ーーーでは、田丸さんご自身はどのようなお仕事をされているのでしょうか?
主に社内外で発生する様々なことに対しての情報収集・評価・判断・指示等が中心です。
また、プロダクトマネージャーという立ち位置で各開発チームに対して、主に予算管理と大まかな方針判断もしています。
ーーー不動産データプラットフォーム本部ではどのような方が働かれてますか?
20代~30代前半ぐらいの年齢の若いメンバーが比較的多く在籍しています。
また、テック寄り・ギーク寄りなメンバーが他の部署と比べて多い印象です。
システム規模が大きく新しい要素技術に触れられる環境
ーーー不動産データプラットフォーム本部だからできることや働く魅力は何でしょうか?
不動産データプラットフォーム本部の取り扱っているものは、バックエンドのAPIのプラットフォームです。社内の他の開発チームが作っているプロダクトで、実際に使われているデータが蓄積されています。
その蓄積されているデータ量や、日々のリクエスト量でいうと、2022年10月時点で以下のようにシステムの規模は社内では大きい方です。
このように比較的規模が大きく複雑なものを上手に効率的に制御するために、現在はKubernetesやAuth0、AWSの様々なマネージドサービスなどを使っています。
そういった大規模なものをいかに工夫して開発・運用・制御するかという意味で、今まで社内で他に事例のないような新しい要素技術を取り入れているケースがあります。
ですので、そういった規模が大きくて、社内の他の開発チームではあまり使えないような技術に触れることに対して「楽しい!」と思える人にとっては、魅力的に感じる環境なのではないかと思います。
ーーーなぜKubernetesを使おうと思われたのですか?
Kubernetesを採用したのは3年前の2019年です。
元々APIのプラットフォームはオンプレミスのvSphere上でLinuxの仮想マシンを大量に展開して構成しておりコンテナは未導入でした。
ですが、AWSに移行する計画が持ち上がり、IaC(Infrastructure as Code)という文脈も踏まえて、どのようにリアーキテクチャすべきかが課題でした。
2019年当時、Kubernetesはまだ比較的目新しいものと思っていましたが、「Kubernetesを採用し、コンテナ化を進めることは、なんか良いことがあるんじゃないか?」と評価して導入しました。
ーーーでは、反対に不動産データプラットフォーム本部の課題は何でしょうか?
不動産データプラットフォーム本部の課題とまでは考えていないのですが、思っていることとしては、
社内でも何をしているチームなのかよく理解されていないのではないか、ということです。
例えばアプリケーションだと大体UI、画面があるのでユーザーが実際に触ることができるじゃないですか。
ですが、不動産データプラットフォーム本部で取り扱っているのはバックエンドの仕組みなので、ユーザーに提供している画面ってほとんどないんですね。
エンジニアの組織内でしたら、もちろん私たちの取り扱っているものが何なのかを理解しています。
ですが、非エンジニアの方、例えば営業の方などには、画面のないものだとイメージが難しく、結構社内でも「何をしているチームなのかよく分からない」と思われているのではないのかなと感じるんです。
分かりやすく目に見えるものを作ってはいないので、私たちが何をしているのが伝えづらい、伝えるのが難しいんですよね。
ーーーこれらを解決するためには何をすべきだとお考えでしょうか?
私たちが何をしているのかを知ってもらうという、発信が必要なのではないかと考えています。
私たちが作っているものは何なのかという発信は必要ですし、どういう伝え方をすれば良いのか、
逆に非エンジニアの方が何を知りたいのかを、もっと理解しなければならないと思っています。
それは社内に向けてもそうですし、お客様に対しても、もっと対話が必要なのではないかと思います。
不動産業界のプラットフォームになる!
ーーー不動産データプラットフォーム本部が今後取り組みたいことや目指しているものは何でしょうか?
一言で述べるのも難しいのですが、強いて言えば「プラットフォーム(=サービスやシステム等を動作させるために必要な共通の土台となる環境)」でしょうか。
私たちはテクノロジーでもって不動産領域における変革を目指している訳ですが、これは言い換えるとプラットフォーマー、あるいはデジタルディスラプターを志向しているということかも知れません。
プラットフォームである以上、堅牢性やキャパシティ、セキュリティといったユーザーから見て当然備えているべきもの、安心してサービスを利用するために期待されるものがあるはずで、これらをきちんと提供し続けることがベースだと思います。
またサービスを利用するユーザーが更にユーザーを呼び、相互にコミュニケーションやコンタクトがあって、ビジネスとしてのトランザクションが発生するという状態を作る。
これが全体としてはやりたいことだと思っています。
そのために私たちは器、あるいは基盤となるものを引き続き作っていく必要があります。まだまだやりたいことは多くて正直道半ばと感じますが、引き続き取り組んでいきます。
一言でまとめるなら、
「不動産業界のプラットフォームになる!」
です!
ーーー最後に、未来の仲間へのメッセージをお願いします!
基本的にものを作って動かすことが好きな人を好ましいと私は感じます。
そして、そのような人たちと、ひとりひとりの得意不得意を相互に補い合いながら、いいものを作ることができている状態が好きです。
ですので、これらに共感してくれる方をお待ちしております!
ーーー田丸さん、ありがとうございました!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次のインタビュー記事もお楽しみに!
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それでは今回はこちらで失礼します!
撮影:杉山 泰之