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就活生応援!元日本経済新聞社の菊地氏が教える、面接時に身に着けておきたいスキルとマインド

こんにちは!広報の橋本です。

いい生活は2024年2月に25年卒・26年卒の就活生に対して、オンラインセミナー「就活のための日経電子版、Minutes by NIKKEI」~就活のためのコスパ&タイパとは~を実施しました。

講師は日本経済新聞社で数々の経歴を持つ、株式会社デジタルマイスの菊地伸行さんです。デジタルマイスはいい生活とコンサルティング契約を締結しており、詳しくはこちらのプレスリリースに掲載されています!

今回、就活生に向けたオンラインセミナーを実施したのは、いい生活のMissionやVisionと深い関わりがあります。

MissionとVisionを説明するステイトメントには「もっと、多様に。時代や人に寄り添い、さまざまな価値観に適応するくらしを。」と書かれています。不動産市場に特化したSaaSに長年取り組んでいるいい生活は、人に寄り添い多様な価値観を持ってくらせる社会のしくみをつくっていきたいと考えています。

先行きが見えにくい「VUCA※」と言われる時代に、人生の岐路にある就活生を応援することで、いい生活が思い描くさまざまな価値観に適応するくらしをつくるきっかけになるのではないか。そんな想いで、就活生を応援するオンラインセミナーを開催しました。

※VUCAとは「Volatility:変動性」「Uncertainty:不確実性」「Complexity:複雑性」「Ambiguity:曖昧性」の4つの単語の頭文字をとった造語のこと

講師をつとめたデジタルマイスの菊地さんに、あらためてオンラインセミナーのお話をお聞きして、講演内容の背景や就活生のみなさんへのメッセージをうかがいました!


身に着けてほしい三つのスキル

ーーーオンラインセミナーで講師をつとめてくださりありがとうございました!約50分のセミナーのなかで菊地さんが学生に伝えたかったことはなんでしたか?

菊地:
学生のみなさんが、これから就職活動で面接を受けられ社会人になるにあたり、大きく三つの視点を持ってほしいと想い講演内容を組み立てました。

ひとつめは、様々な場面で対峙する相手の想いを考えてみよう、というもの。そして、その相手に自分の想いが伝わるようにロジカルに伝えてみよう、というのがふたつめ。最後の三つめは、ひとつの意見だけでなくプランBなどの複数の意見と案を考えてみよう、というものでした。

ーーーなるほど。菊地さんの想いがその三つに行きついた背景はなんでしたか

菊地:
この三つは、就職活動に役立つのはもちろん、社会人になってからも必要なスキルだからです。社会人になると様々な学びを深めていくと思いますが、就活生のいま身に着けることで、学生のみなさんの応援になればと思ってお話ししました。

今だから意識したい「タイパ」と「コスパ」

ーーー今回の講演内容は、就職活動をしているZ世代の時間(タイパ)とコスト(コスパ)に焦点を当ててお話しいただきました。このテーマになった背景はなんでしたか

菊池:
私自身の就職活動や採用担当者としての経験から、情報があふれる時代において、面接や日常生活でのスマホやノートブックの活用が増えていることを痛感しています。つまり、時間と技術を駆使して効率良く物事を進める「タイパ」の重要性がますます高まっています。

しかし、それだけではなく、学生の皆さんがどのようにコストパフォーマンス(コスパ)を意識しているかにも注目しました。

就活においても、タイパとコスパの両方をバランス良く取り入れることの重要性を伝えたかったのです。

講演では、このバランスを理解し、どちらも重視することの大切さを強調しながら、情報を効率的に処理し、価値ある選択をする方法を提案しました。

「考える力」は自分のリズムを知ることから

ーーー講演内容には具体的にメディアの使い方にも触れていただきました。例えば「Minutes by NIKKEI」は1日3分、「日経電子版」は1日10分というお話がありましたが、これほど短くても大丈夫なのだなと感銘を受けました。

菊地:
日本経済新聞や日経電子版のコンテンツは、読者が情報を効率的に得られるよう「結論ファースト」の構成を取っています。つまり、記事のメインタイトルに結論が示され、興味があればサブタイトルを通じてさらに詳細を知り、もっと深く理解したい場合は本文に進む、という流れで情報を得ることができます。

このアプローチにより、就活時に読者は自分の興味や必要に応じて、時間を有効に使いながら情報を消化できます。決して消化不良を起こすようなリズムで生活しても長続きしませんので、自分のリズムにあわせて、無理をしないことだと思います。

ーーー企業の業績情報/人事情報/その他プレスリリースに関して、どのような優先順位で情報を確認されますか

菊地:
就職活動中に企業の広報(PR)と財務情報(IR)に敏感になることは、対象企業を深く理解するために非常に重要です。PRとIRの情報を通じて、企業の文化、業績、将来性、業界内での位置づけなどを把握することができます。

さらに、これらの情報を効率よく収集し、分析することで、「自ら考える力」を養うことが可能になります。これには、課題を特定し、それに対する解決策を自分で考える能力が含まれます。

優先順位は決めつけずに、情報収集した情報をただ読むだけでなく、その背後にある意図や業界の動向を考えるようにすると、面接などの機会に、興味や理解度をアピールできると思いますよ。

時間を大切にしよう

ーーー最後に就活生にメッセージをお願いいたします。

菊地:
企業が情報を発信する方法は多岐にわたりますが、その中でも特に重要なのは「会社のホームページ」「就職用サイトのホームページ」「noteの公式ページ」の3つだと思っています。会社は自らの姿を外部に示し、様々な顔を見せます。この情報をどのように読み解くかは、就職活動をする上で重要なポイントになります。

企業のホームページは企業の公式な面、ビジネスとしての基本的な立ち位置や業界内での役割を示します。
就職用サイト内の企業の公式ページは採用する会社としての姿勢、求める人材像、働く環境や社風など、働く人々に焦点を当てた情報が提供されます。
noteの企業の公式ページはよりカジュアルなコンテンツを通じて見ることができる「顔」です。企業がよりリラックスした形で情報を共有し、企業の人間的な側面、文化、価値観が垣間見えます。企業の真の姿や社員同士の関係性などが伝わってきます。

就活中は、これら3つの「顔」を見る、見分けることで、企業についての総合的な理解を深めることができます。法人格である正式なビジネスの側面から、就職サイトで見る企業人としての顔、そしてnoteで見る人間らしいフランクな態度まで、企業は多面的な情報を発信しています。

これらの情報、事実を読み解くことで、企業の真の姿を理解し、自分に合った会社を見つけることができると思います。それぞれの「顔」から受ける印象を総合して、その企業が自分にとって魅力的か、相性が合いそうかを判断することが重要になります。

講演の中で、1年間52万5600分(Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes)の話をしましたが、この歌詞に続く一節は次の二つです。
How do you measure Measure a year?(一年をどうやって計る?)
How do you measure A year in the life(人生の一年をいったいどうやって計る?)

就活中の出来事って、各社の面接を記憶として会社に入ってからも鮮明に覚えているものです。
講演の中で、時間について触れている箇所がありましたが、就活中の時間、1分、3分、10分を意識して、日々大切に過ごしてほしいと思います。

終わりに

オンラインセミナー講師を引き受けてくださった菊地さんへのインタビューいかがでしたか?

身に着けておきたい三つのスキルからはじまり、時間の大切さを意識するマインド面までお話をしていただきました。これから社会と対峙していくなかで、少しでも気づきになればうれしいです。

いい生活では、25年卒の新卒のみなさんと積極的にお話ししたいと考えています!「少し話を聞いてみたくなった」「働いている人と話してみたい」という方もwelcomeです!気軽にお話ししましょう!

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