【2024年3月期】第2四半期決算のポイントを解説!
みなさまこんにちは。IR担当をしている金岡です。
今回は、2023年11月9日に発表した当社の2024年3月期の第2四半期決算発表から、みなさまに特にお伝えしたい内容をピックアップしてご紹介します。ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。
はじめに
決算発表と同時に、機関投資家・アナリストの方向けのオンライン説明会を行いました。
当社CFOの塩川が説明しており、ログミーファイナンスで書き起こしが公開されています。こちらもぜひ合わせてご覧ください。
業績ハイライト
売上高は1,338百万円となり、前年同期から+3.9%の増収となりました。ARPU(顧客の平均月額利用料)は約134千円となり、順調に伸びています。
当社SaaSのサブスクリプション契約は、解約率が特に低いことが特徴です。MRR解約率(金額ベースの解約率)は0.06%と、低いレベルを保っています。
売上高の内訳
売上高の内訳について、サブスクリプション売上が前年同期比で+8.9%と伸びた一方、ソリューション売上は減少となりました。
前年と比べて個々の導入プロジェクトの規模が大きくなり、その完了予定時期が下半期に集中しています。そのため、上半期のソリューション売上としては前年同期比で減収となりました。
現在は該当のお客様の導入プロジェクトの完遂に向けて、全社の総力を挙げて努力しているところです。
損益計算書サマリー
売上高は前年同期比で増加しましたが、利益については減少となりました。
先述したとおり、いくつかの大きな導入プロジェクトの完了を下半期に予定していますので、そちらの売上が下半期に入ってくると見込んでます。
当社は積極的に投資を行っており、そのため上半期はやや費用が先行しましたが、通期ではしっかりした数字を出せる見込みです。
通期業績予想
通期の業績予想に対して、2Q時点での進捗状況は上記のとおりです。
期初に発表した予想は変更しておらず、下半期でしっかりとこの数字を達成していきます!
売上高の推移
四半期ごとの売上高の推移です。サブスクリプション売上については着実な成長トレンドにあります。
ARPU(平均顧客単価)の推移
ARPU(顧客の平均月額利用料)の四半期ごとの変化についても、しっかりとした成長トレンドを描いています。
大企業のお客様が年々増えている傾向があり、SaaSで管理するデータの量が多い分、そういった規模の大きな顧客からはより多くの月額利用料をいただいています。それが全体の平均利用料の上昇につながってきています。
また、当社は新しいサービスのリリースを継続して行っています。そのサービスが既存のお客様に受け入れられることでも、平均月額利用料は成長していきます。
導入事例ピックアップ
上半期での代表的な導入事例をいくつかピックアップしてご紹介しています。ここに挙げている以外でも、当社サービスサイトにてお客様の導入事例を多数掲載しているので、そちらもぜひご覧ください。
フリーキャッシュフローの推移
当社は、営業キャッシュフローをベースに、新サービスの開発投資を積極的に行っています。
たくさんのお客様に当社SaaSを長くお使いいただいていることで、安定的なキャッシュフローを生み出せています。そのお金を積極的に新サービス開発にふりむけることで、持続的な成長を目指しています。
「新しいSaaSを生み出して世に問いたい」、そんな野心を持つエンジニアには最適な会社と自負しています!
貸借対照表サマリー
安定的なキャッシュフローがあるので、貸借対照表も極めて安定しています。
安定した財務体質を維持して、お客様に安心してサービスを長く使い続けていただけることが、当社の大切な価値だと考えています。
人員構成
組織の面では、バランスのとれた人員構成を維持しています。新卒/中途採用は積極的に行っておりますので、本noteの他の記事などもぜひご覧ください。
新成長戦略について
今回、新たなマーケティング・セールス戦略を策定いたしました。
不動産市場の特徴として、大手企業/中小企業/個人事業主など、さまざまなプレーヤーがサプライチェーンのうえで密接に結びついている点があります。
当社SaaSをプラットフォームとして、そのなかで各社がさまざまな情報のやりとりや商取引を行っています。今回の新戦略のもと、業界全体をピラミッド構造として捉えなおし、その上から下まで、全てのターゲットに対して効果的なマーケティング・セールス活動を行ってまいります。
新組織の概要
先述した新戦略に基づいて、組織構造も大きく見直しました。
当社創業以来のドラスティックな変革であり、社内でもさまざまな新プロジェクトが始まっています。本noteでも今後、さまざまな新しい取り組みに関する記事があがってくると思いますので、ぜひご期待ください!
人的資本拡大に関する基本方針
当社は人的資本経営を重視しており、このたび「人的資本拡大に関する基本方針」を公開いたしました。
こちらの基本方針に基づき、さまざまな取り組みを行っています。また、有価証券報告書や統合報告書にて、有給休暇取得率、育児休業取得率、離職率などの各KPIについても公表を行っています。
当社は引き続き人的資本を大事にしながら、サステナブルな成長を目指してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
さいごに
2024年3月期第3四半期の決算内容から、ピックアップしたいポイントをいくつかお伝えしました。
当社は毎月末ごろ、前月の売上高をまとめた月次概況を発表しております。このnoteを読んで当社のIR活動に興味をもっていただけたら、そちらもぜひフォローしてみてくださいね。
また、当社は直近で個人投資家向けのオンライン説明会も予定しています。CFOの塩川がみなさまのご質問にお答えしますので、興味をもっていただけたら、下記サイトから参加登録を行ってください!
最後までお読みいただきありがとうございました。今後とも応援していただけますと幸いです。
(ご留意事項)本記事は、情報提供のみを目的として作成しており、有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものではございません。