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【2024年3月期】第3四半期決算のポイントを解説します

みなさまこんにちは。IR担当をしている金岡です。
当社は2024年2月8日に2024年3月期の第3四半期決算を発表しました。

今回はそちらの発表内容から、トピックをいくつかピックアップして解説いたします。ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。


はじめに

決算発表と同時に、機関投資家・アナリストの方向けのオンライン説明会を行いました。
当社CFOの塩川が説明しており、ログミーファイナンスで書き起こしが公開されています。

同じくログミーファイナンスで、複数社合同のオンラインIRセミナーへの登壇を2024年2月24日(土)に予定しています。こちらもぜひよろしくお願いします。

業績ハイライト

売上高は2,051百万円となり、前年同期から+4.0%の増収となりました。

12月のMRR(Monthly Recurring Revenue:月次経常収益)解約率は△0.59%となり、ネガティブチャーンになりました。

サブスクリプションビジネスにおいてMRRとは、毎月継続的に得られる収益のことをいい、とても重要なKPIです。
このMRRの解約率がマイナスになるとは、解約による減少よりも、利用サービスの追加やプランアップによる月額利用料金の増加が上回り、トータルで既存顧客からの収益が増えていることを表しています。

新規顧客を獲得して増収を目指すことはもちろん重要ですが、さまざまな付加価値で既存顧客からの収益をアップさせていくことでも、このようにMRRは増えていきます。

売上高の内訳

売上高の内訳について、サブスクリプション売上が前年同期比で+8.0%と伸びた一方、ソリューション売上は減少となりました。

ソリューションの案件、いわゆるBPaaSへのニーズについては、不動産業界の人手不足等もあり、引き続き多くのお引き合いをいただいています。
そのため受注は順調に推移しており、今後も受注した案件について、しっかりとお客様への納品を遂行していきます。

損益計算書サマリー

売上高は前年同期比で増加しましたが、利益については現時点ではやや費用先行しています。引き続きソリューション案件をしっかり納品して、リカバーしてまいります。

通期業績予想

通期の業績予想に対して、3Q時点での進捗状況は下記のとおりです。

業績予想は変更しておりません。ややチャレンジングな目標と思われるかもしれないですが、しっかりとラストスパートをかけていきたいと思っています。

売上高の推移

四半期ごとの売上高の推移です。

MRR解約率が低い水準で推移していることもあり、サブスクリプション売上については着実な成長トレンドにあります。そのため、サブスクリプション売上については、四半期ベースで過去最高となりました。

ARPU(平均顧客単価)の推移

ARPU(顧客の平均月額利用料)についても、しっかりとした成長トレンドにあります。

導入事例ピックアップ

今期の代表的な導入事例をいくつかピックアップしてご紹介しています。首都圏のお客様に加え、関西や中部などで展開されているお客様にも、多数ご導入いただいています。

決済ソリューション「いい生活Pay」について

当社は、決済ソリューション「いい生活Pay」を展開しており、このたびそちらで口座振替の累計取扱金額が1億円を突破いたしました。

不動産市場における決済ソリューションについては、極めて大きなポテンシャルを秘めたマーケットだと思っています。

今回発表した、いわゆる家賃の口座振替/引落のソリューションだけでなく、不動産の売買決済まで含めると、本当に大きな市場が存在しています。この領域については、今後もいろいろな決済サービスを市場に投入していきたいと考えています。

「いい生活Home/Owner/Pay」について

「いい生活Pay」は、「いい生活Home」「いい生活Owner」とあわせて、当社が展開しているスマートフォンアプリシリーズのラインナップのひとつであります。

「いい生活Home」は、現在13万人以上の有効入居者ID数をもつ大きなプラットフォームに育ってきています。この基盤を活かし、決済ソリューション領域に限らず、さまざまなエンドユーザー向けのサービスを展開していきたいと考えています。

いい生活は、こういったエンドユーザー向けサービスも窓口のひとつとして、サービスラインナップ全体で「不動産に関するあらゆるデータが集まるプラットフォーム」となることを目指しています。

これらのスマートフォンアプリシリーズの詳細については、下記のサイトもぜひご覧ください。

「Findy Team+4 Award 2023」受賞

エンジニア組織パフォーマンス支援ツール「Findy Team+」を提供するファインディ株式会社様より、開発生産性の優れたエンジニア組織を表彰する「Findy Team+ Award 2023」 において、「組織別部門(Medium Division)」で表彰をいただきました。

いい生活のエンジニア組織は、プロダクト毎に独立したスモールチームで構成されています。そのなかで素早い意思決定と自律的なチーム運営を重視したアジャイル開発を行っています。

当社ではこの「Findy Team+」をはじめ、複数のツールでチームメトリクスを可視化しています。
こうした活動を通じて、継続的にユーザへの価値提供のサイクル改善と開発者体験の向上に取り組んでおり、こういった活動をご評価いただいて、この度の受賞となりました。

ホームページ充実度ランキング「最優秀サイト」を2年連続受賞

IR活動の面では、2023年度も日興アイ・アール様より、全上場企業のホームページ充実度ランキング、スタンダード市場部門「最優秀サイト」に選出していただきました。2年連続での受賞です。

ブランドリニューアル以降、当社はいろいろなかたちで情報発信を強化しており、今回その一連の取り組みが評価されたことをとても光栄に思っています。この公式noteでの発信も引き続き行ってまいりますので、ぜひご期待ください!

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございました。2024年3月期第3四半期の決算内容から、トピックをいくつかピックアップして解説させていただきました。

決算発表後のフォローアップ記事の発信については、引き続き行っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

(ご留意事項)本記事は、情報提供のみを目的として作成しており、有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものではございません。

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